たしかイタリアのアンティークドイリー。
スクエアメッシュにした糸状のベースに
艶のある麻糸を通し、
スカートの女性や笑っているかの男性、
花が溢れるような大地/草原を編み上げた
リバーシブルがほぼ同じの、両面で楽しめる
ハンドメイドの素敵な作品です。
中心の、8枚花弁のリネンファブリックには4輪の小花を手刺繍。
周囲全体のベースを、カーキグリーンがかった
サンドベージュ色の麻糸で
ノッティドメッシュ…ひと目ずつ丁寧に留めて、
格子状に編んでいます。
サラサラとして、いかにも麻的な質感。
その枡に、何本も撚って束ねた
光沢と艶のあるアイボリーの太い麻糸を架け、
人々…男女が集うモチーフ等を
交互に創造…編み出したように見えます。
ふっくら、しっとり、滑らかです。
女性と男性が親しく集まり
手を上げたり、腕を丸めたり。
花咲く土地で、皆が笑顔で踊る…
そんなピースフルなイメージが彷彿とします
光を通す透け感。浮き立つシルエット。
2種類の麻糸が生み出したナチュラル感、
生き生きとしたレースワーク、
ピースフルで明るい雰囲気が素敵です。
下記は素人計測の為
誤差をご容赦くださいm(_ _)m
直径：23.2㎝〜22.7㎝
生地部分：7.5〜7㎝
約11g
正確な技法は不明ですが
1900年代初頭に製作された
通称レティセラ(Reticella)刺繍、
正確には"プント・イン・アリア"
(伊:Punto in Aria 空中ステッチ)と呼ぶ
16世紀のイタリアを発祥とする
布の上への刺繍ではなく
糸のステッチのみで製作する、
ニードルワークレース技法や
フィレレースの仲間かと。
平和、友好、友情、信頼、協力、
人の繋がり、楽しみ、自然の創造物の大切さ。
手仕事や、優しい信条が伝わる芸術的作品
外側の外周4㎝ x 深さ2.7㎝分に
ほつれ?に対する補修が購入時から有り、
多少いびつになっています。
画像1枚目では、4時〜5時位の位置で、
2枚目では7〜8時位の位置。
19枚目&最終画像でもご確認戴けます。
お気になさらないかたに。
しみや汚れの無い清潔な状態。
手持ちの最終です。
他にも可愛いデザインの小作品を出品中です。
精緻さ、緻密さ、立体感等が魅力です↓
アンティークイタリア プントインアリア 手を繋ぐ人の輪ニードルワーク刺繍ドイリー